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実務経験がない段階のUXポートフォリオでは、完成画面を並べるだけでは、どう考えたかが伝わりにくくなります。架空のサービスでも、誰のどんな困りごとを扱い、何を根拠に決めたかを残せば、制作の過程を示せます。
この記事では、自主制作のお題を選び、調査・発想・試作・検証を一つのケーススタディにする進め方を整理します。
体系的な課題とレビューが必要な場合はGoogle UXデザイン認定コース、修了証の位置づけはCourseraの修了証の価値も確認してください。
- 01課題を限定
対象者と場面を一つに絞る。
- 02根拠を収集
観察・会話・既存情報を記録。
- 03仮説を検証
試作と改善理由を残す。
実績の有無にかかわらず使える編集部提案。
お題は「自分が作りたいもの」より困りごとから選ぶ
自主制作では、対象者と利用場面を具体的にすると、調査や判断の焦点を作れます。「地域のイベントを探しづらい」「予約変更の手順が分かりにくい」など、日常で観察できる問題から始める方法があります。
実在企業のUIをそのまま作り替えるよりも、特定のブランドを使わない架空の条件で課題を設定すると、なぜその設計にしたかを説明しやすくなります。個人情報や第三者の画面を許可なくポートフォリオへ載せない点にも注意が必要です。
そのお題で、利用者・場面・困りごとを一文で言えますか。
課題を絞るほど、判断理由を追いやすくなります。
ケーススタディは画面の前に根拠を置く
完成画面は結果であり、ポートフォリオでは途中の判断も重要です。実務と同じ規模の調査を再現する必要はありませんが、何を見て、どの仮説を置き、何を変えたかを分けて記録します。
1. 課題と対象者
対象者、利用場面、困りごとを短く書きます。自分の想像だけで断定せず、観察したことと仮説を分けると、後の修正理由を説明しやすくなります。
2. 調査と仮説
公開情報の確認、身近な人への短いインタビュー、既存サービスの使い方の観察など、無理のない範囲で根拠を集めます。協力者へは目的を伝え、個人が特定される情報は掲載しません。
3. 試作と検証
紙のスケッチでも低精度のプロトタイプでも、最初の案を作ります。数人に試してもらう場合は、成功・失敗だけでなく、迷った箇所と次に変える理由を記録します。
- 問題:誰が、どの場面で困るか
- 根拠:観察・会話・公開情報のどれか
- 仮説:何を変えると使いやすくなるか
- 試作:最初に確認したい画面や流れ
- 検証:迷い・質問・次の改善点
作品数より、説明できる一例を優先する
未経験の段階では、短期間で複数の見栄えのよい画面を作るより、一つのケーススタディを最後まで説明できるほうが、学んだ内容を伝えやすくなります。ポートフォリオには、使ったツールだけでなく、制約と判断の変更も残しましょう。
画面だけで終わらせない確認項目
応募先や閲覧者が知りたいのは、最終画面だけとは限りません。どこまで自分で行ったか、何を検証したか、改善の余地をどう考えるかも書きます。
講座を使うかは、足りない工程で判断する
Figmaの操作だけを確認したいなら、公式ヘルプや無料教材から始められます。
一方で、ユーザー調査、情報設計、ワイヤーフレーム、試作、検証を順番に練習し、課題を通して進めたい場合は、Google UXデザイン認定コースのような体系的な選択肢を比較します。
修了証だけで実績を代替することはできません。
学んだ過程と成果物を応募書類へどう書くかは、MOOCs修了証の履歴書への書き方を参照してください。
架空の予約サービスを題材にするなら、「日時変更を迷わず完了できるか」という一つの課題に絞ってみてください。編集部の例では、変更入口、空き日時の選択、変更内容の確認の3画面だけを作ります。
観察をする際は、参加者の同意を得て、完了の可否、迷った位置、本人の発言を記録します。「青いボタンが好きそう」など制作者の推測は別欄です。調査を実施していない段階では、結果欄は空欄にして「検証計画」と記載します。架空のサービスでも、架空の調査結果を足す必要はありません。
まとめ
実績がないときのUXポートフォリオは、架空の課題でも作れます。お題を小さく選び、根拠と改善の過程を残すことで、画面の見た目だけではない判断を伝えましょう。
確認日:2026年9月8日。UXの学習範囲と提供条件は、受講前にGoogle UXデザイン認定コースの公式ページで確認してください。
