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UXデザインの基礎から、ポートフォリオにまとめる制作課題まで。
Googleが提供する「Google UXデザインプロフェッショナル認定コース」 は、未経験からUXデザインを学びたい方に向けたオンライン講座です。学位や実務経験を前提とせず、基礎から学習を進められます。
UXデザイン とは、ユーザー体験をデザインすること。製品やサービスを「使いやすく」「心地よく」感じてもらうための考え方です。ユーザーの悩みを理解し、設計して、使ってもらいながら改善する。一連の流れを体系的に学べるのが、このコースの魅力です。
実は筆者も受講済みです。受講完了で、認定証が発行されます。
ただし、公式ページでは講義言語が英語と案内されています。字幕や翻訳の対応は、音声とは分けて確認したいポイント。英語が苦手な方に向けた確認方法と、翻訳ツールを使う際の注意点も後半で紹介します。
この記事ではCourseraの概要については触れません。「Courseraって何?」という方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
修了後の活かし方が気になる方は、Courseraの修了証の価値もあわせて確認してください。
- 01基礎を理解する
ユーザー理解とデザインプロセスを学びます。
- 02制作を繰り返す
制作課題を通じて手を動かします。
- 03ポートフォリオにまとめる
成果物を自分の言葉で説明できる形にします。
判断に必要な項目を、この記事の内容に沿って編集部が整理。
Google UXデザイン プロフェッショナル認定コースの概要と特長
「Google UXデザインプロフェッショナル認定コース」 は、「Google Career Certificates」 の一環として提供されている、Googleが本気で開発したキャリア加速プログラム です。
公式ページにある「修了後6ヶ月以内に75%がキャリア面の前向きな変化を報告」という数字は、米国の2022年の修了者調査に基づきます。日本の受講者の転職成功率や、この講座を受けた場合の成果を保証する数字ではありません。受講を判断するときは、学べる内容が自分の目標に合っているかを軸にしましょう。出典:Coursera公式・調査注記
未経験から基礎と制作へ! 8つのコースでステップアップ
Google UXデザイン プロフェッショナル認定コースは、Courseraの講座一覧では8コースで構成されています。UXデザインを学ぶ7コースと、AIを活用した就職活動のコースという組み合わせです。GoogleはAI就活コースを任意コースとして案内しているため、修了条件は受講画面でも確認しておきましょう。初心者が基礎から段階的に学べる構成です。
- Foundations of User Experience (UX) Design
- Start the UX Design Process: Empathize, Define, and Ideate
- Build Wireframes and Low-Fidelity Prototypes
- Conduct UX Research and Test Early Concepts
- Create High-Fidelity Designs and Prototypes in Figma
- Build Dynamic User Interfaces (UI) for Websites
- Design a User Experience for Social Good & Prepare for Jobs
- Accelerate Your Job Search with AI
具体的には、以下のようなことが学べます。
- ユーザーの気持ちを深く理解する 「ユーザーへの共感」
- ユーザーの本当の悩み を見つける 「ユーザーの課題の明確化」
- 斬新な解決策 を生み出す 「デザインソリューションのアイデア出し」
- デザインの設計図を作る 「ワイヤーフレーム、モックアップ、プロトタイプの作成」
- ユーザーに使ってもらって改善点 を見つける 「ユーザビリティテストによるデザインのテスト」
- ユーザーの声を取り入れてデザインを磨き上げる 「フィードバックに基づいたデザインの反復」
紙とデジタル、両方でデザイン! Figmaを使った実践スキルが身につく
動画や教材を見ながら、Figmaなどのデザインツールの操作方法もしっかりマスター できます。デザインの基礎となる紙でのワイヤーフレーム作成から、業界標準ツールFigma を使った本格的なデザインまで、実践的なスキルを幅広く習得できます。
実際に手を動かしながら学べるのが嬉しいポイント! 操作を覚えるだけでなく、「なぜこのデザインにしたのか」を説明する練習にもつなげましょう。
就職活動に向けて! ポートフォリオの制作課題
講座では、3つのプロジェクトを含むUXポートフォリオを作成します。ポートフォリオが3冊できる、という意味ではありません。課題ごとに、ユーザーの悩み・設計の理由・検証と改善を残すことで、学んだことを伝える材料になります。
Googleは米国の150社以上が参加する採用ネットワークを案内しています。ただし、日本での求人紹介や採用を保証する制度としては考えないようにしましょう。Google公式の就職支援案内で対象を確認できます。
200時間超えの濃密プログラム! Googleのプロが徹底指導
200時間以上という圧倒的なボリュームで、UXデザインの知識とスキルを段階的に学び ます。教材は、UXデザイン で数十年の経験 を持つGoogle社員 が開発。インタラクティブ な教材と実践的な課題 を通して、現場で本当に役立つ力 を身につけられます。
まず、受講目的と予定している講座数を確認しましょう。
修了証だけでなく、制作物を残せるかで選びます。
Google UXデザイン プロフェッショナル認定コースの各講座の詳細
まずはUXデザインを学ぶ7つのコースについて、詳細に解説していきますね! AIを活用した就活コースについては、後続のアップデートの節で紹介します。
各講座の内容は体系的になっているため、推奨として提示された順序で受講することを強くおすすめします。
コース1:Foundations of User Experience (UX) Design
UXデザインの仕事や基本的な考え方を学ぶ初級レベルのコースです。UXデザインを扱う7つのコースの最初にあたります。
実際のUX設計シナリオをシミュレートする、実践的なカリキュラムをこなしていきます。
講師であるGoogleのUXデザイナーが、ユーザー中心の設計やアクセシビリティなどを解説します。初心者は、まず用語と仕事の流れをつかむところから始めましょう。
コース2:Start the UX Design Process: Empathize, Define, and Ideate
ユーザーのニーズを定義し、問題を解決するために必要な手法を学びます。このコースを修了することで、ポートフォリオに含めることができるプロジェクトの設計プロセスを習得できます。
コース3:Build Wireframes and Low-Fidelity Prototypes
架空のモバイルアプリを設計することで、ワイヤーフレームの描き方やプロトタイプ制作の基礎を身に付けられます。
FigmaのEducation Planは、Courseraに登録すれば必ず利用できる特典としては案内できません。Figmaの公式利用条件には、学生・教育者としての要件と認証が定められています。
まずは無料のStarterプランで使える機能と、講座の課題に必要な機能を確認しましょう。Education Planの利用可否や期間を前提に受講費用を考えないことが大切です。
コース4:Conduct UX Research and Test Early Concepts
UXリサーチの中でも、ユーザビリティ調査の計画・実査を通じて、アウトプットに対するフィードバックを収集する方法を学びます。さらに、調査から得た情報をもとに、デザインを修正・改善する方法についても学習していきます。
コース5:Create High-Fidelity Designs and Prototypes in Figma
Figmaでモックアップを作成し、プロトタイプに変換していきます。調査を重ねてフィードバックを収集し、改善を行います。最後には、開発チームとデザインを共有できます。
自分の魅力を最大限にアピールできるポートフォリオを作成することができます。
コース6:Build Dynamic User Interfaces (UI) for Websites
プログラムの6番目のコースでは、レスポンシブデザインのWebサイトを設計します。いままでに学んできた知識を活かして、デザインプロセスを最初から最後まで完了させることができます。
情報設計やサイトマップ、Webページのレイアウトも学習範囲です。Courseraの個別コース一覧では、Figmaが習得するツールに含まれています。
制作したWebサイトは、ポートフォリオに載せるプロジェクトの一つになります。画面だけでなく、情報の並べ方や導線をどう判断したのかも整理しておきたいですね。第6コースの公式説明
コース7:Design a User Experience for Social Good & Prepare for Jobs
UXデザインの制作をまとめるコースです。1番目から6番目までのコースで学習してきた知識を駆使しながら、デザインプロセスを最初から最後まで実践していきます。
モバイルアプリとレスポンシブWebサイトを設計することで、UXデザインに関する一連の学習を修了させることができます。
【2026年最新】AI機能追加など、Google UXデザイン認定コースの最新アップデート
AIの活用も、この講座で確認しておきたい学習内容です。第7コースではペルソナ作成やデザインの改善、ポートフォリオの文章づくりをAIで補助する方法が案内されています。第8コース「Accelerate Your Job Search with AI」は、スキルの整理や履歴書作成、面接準備を扱います。Courseraの講座一覧で内容を確認できます。
特にAIを活用した就職活動は注目ポイント。生成された文章をそのまま使うのではなく、自分の経験に合っているか確認しながら、応募準備に活かしたいですね。
Google Career Certificatesの全体像(2026年時点)
Google Career Certificatesには、UXデザイン以外にも職種に応じた学習プログラムがあります。
名前が似ていても、対象者や学習内容は同じではありません。
ほかの分野も検討している方は、Google公式資格・認定プログラムの一覧から、自分の目標に近いものを比較してみてください。
Google UXデザイン プロフェッショナル認定コースの受講費用は?
日本での受講費用は、Courseraの申込画面に表示される金額で確認してください。Googleが案内する月額49米ドルと7日間の無料体験は、米国・カナダ向けの条件です。これを円換算した金額が、日本での請求額になるとは限りません。Google公式の料金案内も地域を分けて説明しています。
月額制を選ぶ場合は、受講する月数によって総額が変わります。たとえば「申込画面の月額×予定月数」で目安を出し、教材以外に必要なツール代も確認しましょう。短期間で終えることだけでなく、制作課題に使える時間とのバランスが大切です。
スクールと比較するなら、金額だけでなくサポートの違いも見たいところ。自分で進める動画講座と、個別添削や相談が付くサービスでは、受けられる支援が異なります。「何にお金を払いたいか」を先に整理すると選びやすくなります。
複数の講座を学ぶ予定があるなら、Coursera Plusも比較対象です。
ただし全コースが対象ではなく、学位やMasterTrackなど対象外のプログラムもあります。
受けたい講座のPlus対象表示を確認してから、個別受講と総額を比べましょう。
Coursera Plus公式FAQとCourseraの料金プランの解説も参考にしてください。
無料体験が表示される場合は、終了日・終了後の請求額・解約条件まで確認しておくと安心です。無料登録と、修了証を含む有料受講は分けて考えましょう。
受講期限や期間の目安は?
自分のペースで学べる講座で、Courseraの目安は週10時間で6ヶ月です。毎週どのくらい学習時間を確保できるかを考え、動画の視聴だけでなく、調査や制作、修正の時間も予定に入れましょう。
月額制で受講する場合、期間が延びると総額も増えます。自分のペースで進められることと、支払いを止めても教材を無期限に利用できることは別です。受講権や請求の条件は、契約したプランで確認してください。
「何ヶ月で終わらせるか」を先に決めるより、まず最初の課題に取り組み、必要な時間をつかんでから計画を調整するのがおすすめです。
日本語での受講は可能?
公式ページでは講義言語が英語と表示されています。ただし、講義音声・字幕・翻訳・課題の提出言語はそれぞれ別の条件です。「英語の講義だから日本語字幕もない」とは判断できません。 公開ページの言語案内では日本語は「オート」と表示され、機械翻訳には誤りがあり得ること、対象外のコンテンツがあることも説明されています。
受講前には、各コースの言語欄と視聴できるサンプルで、次の点を確認しておきましょう。
- 日本語字幕や翻訳を選べるか
- 課題の説明を理解できるか、提出言語に指定があるか
- 翻訳を使いながらでも、無理なく学習を続けられそうか
私も講座受講中はDeepLをフル活用していました! 翻訳ツールは理解を補う助けになります。ただし、専門用語や課題の指示が正しく訳されているかは確認が必要です。英語が苦手でも必ず問題なく受講できる、とは言い切れません。
日本語での説明や相談を重視する方は、日本語対応講座の選び方も参考にしつつ、日本語教材や添削を受けられる学習方法も比較してみてください。
Google UXデザイン プロフェッショナル認定受講のメリット4選
「Google UXデザインプロフェッショナル認定コース」を受講するメリットを4つに絞ってご紹介します。
メリット1:UXデザインを体系的に学習し、実践的なアウトプットを訓練できる
Googleが長年のノウハウを凝縮して開発した高品質なカリキュラム で、UXデザインの基礎知識から応用までを体系的に学べます。コースは徐々にレベルアップしていく構成なので、無理なく段階的に学習を進めることが可能。各コースでは、課題を通してUXデザインの作成と改善を繰り返すため、知識だけでなく実践力も同時に鍛えられます。
メリット2:学習期間に合わせて考えるコストパフォーマンス
自分で学習を進められる方にとって、制作課題を含む講座を月額制で検討できる点は魅力です。一方、受講期間が長くなったり、別途添削サービスを使ったりすると総額は変わります。日本向けの申込金額と、必要な支援まで含めて判断しましょう。
メリット3:修了証明書と成果物を転職活動で提示できる
修了条件を満たすと、学習の完了を示す修了証を取得できます。修了証だけで採用が決まるわけではありませんが、ポートフォリオと組み合わせて「何を学び、何を作ったか」を伝える材料になります。
修了証はLinkedInなどでも共有できます。Googleへの採用や、大卒資格と同じ扱いを保証するものではないため、応募先の要件は個別に確認しましょう。
メリット4:大学の単位として認められる可能性も
Google公式では、この講座について大学単位への認定に関する案内があります。ただし、修了証そのものが学位になるわけではありません。進学先が学習内容を単位として認めるかどうかを判断します。
ただし、単位認定を行うかどうかは各大学の判断 に委ねられています。必ず単位認定されるわけではない点には注意が必要です。
ポートフォリオで見せたいのは、完成画面だけではありません。たとえば編集部の架空例「予約の変更画面」なら、変更入口が見つからないという課題に対して、どの導線を変え、何を確かめる予定かまで説明します。
| 残す資料 | 書くこと |
|---|---|
| 改善前の仮説 | 予約詳細から変更に進めないのではないか |
| 試作 | 変更ボタンの位置と確認画面 |
| 検証計画 | 初めて見る人が日時変更を完了できるか |
| 結果 | 実際に観察してから記入。未実施なら未検証と明記 |
想像した反応をユーザー調査の結果として書かないことも大切です。見た目の美しさと、利用者の問題を確かめた記録は別の評価材料になります。
編集部制作の生成図解。受講者の作品や実施済みのユーザー調査ではありません。
Google UXデザイン プロフェッショナル認定コースのデメリット・注意点
メリットの多い本コースですが、受講前に知っておくべきデメリットや注意点もあります。正直にお伝えします。
- 英語の講義に取り組む負担。字幕・翻訳・課題言語の確認が必要
- 自分で学習を進める必要。専属メンターによる個別添削や即時の質問対応は、公開の講座説明で保証されていない
- 制作と改善に使う時間。動画を見終えるだけではポートフォリオの質は決まらない
- Figmaのプラン条件。Education Planを必ず利用できる前提では費用を組めない
- 就職支援の対象地域。米国向け制度を日本でも同じように使えるとは限らない
どの点が気になるかは、学習目的によって変わります。操作だけ学びたいならFigma公式の初心者向け教材から試す方法もあります。日本語での添削や伴走を優先するなら、支援内容を明示したスクールも比較対象です。自分で課題を進めながらUXの流れを学びたい場合に、この講座が合うかを検討してみてください。
まとめ
この記事では、Courseraの「Google UXデザインプロフェッショナル認定コース」について、その魅力とメリット、そして注意点を徹底解説してきました。
改めて、講座のポイントをおさらいしましょう。
- 基礎から制作まで、UXデザインを段階的に学ぶ構成
- 3つのプロジェクトを含むポートフォリオの作成
- Figmaを使った設計・試作と改善の実践
- 学習内容と成果物を伝える材料になる修了証
- 日本向け料金と受講期間を合わせた総額の確認
- UXデザインと就職活動におけるAI活用
- 講義言語・字幕・翻訳・課題の条件の確認
Google UXデザインプロフェッショナル認定コースは、自分で課題に取り組みながら、UXデザインの基礎を体系的に学びたい方にとって検討したい選択肢です。まずは内容と言語、料金を確認し、自分の目標に合うかを見極めましょう。
